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2018/1/7 サロン内記事
※以下はオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」で過去に投稿されたそのままの原文記事です。
昨日は友人らと、夜な夜なスナック『 Candy 』に集まった。
ホームレスから、お坊さんまで、職種は様々。
皆、ヘトヘトになるまで毎日頑張っていて、話を聞けば聞くほど活力になる。
僕も頑張ろう。
レターポットのユーザー数は春までに10万人を目指す。
さて、本題。
give&takeはコスパが悪い。
与えた分しか返ってこないから。
外野にいる人達からしても、「与えた分が返ってきた人」を応援(支援)する理由はなくなる。
今の時代は、恐れず、見返りを求めず、与えた方がいい。
鶴の恩返しの爺さんのような。
たとえ、鶴が恩返しに来なくても、そのことを外野が見ている。
「与えた分が返ってこなかった人」は応援(支援)に値して、たくさんの外野から少しずつ応援(支援)が入る。
結果、give&take以上のものが手元に入ってくる。
レターポットは、まさにその構造で、だから小谷や田村さんのような見返りを求めずに動いている人達にレターが集まる。
田村さんが年明けから風邪で体調を崩されているそうな。
2017年全力疾走したから、正月休みで気を緩めて、ドッと疲れが出たんだろうな。
お見舞いのレターを贈ってあげてくださいな(*^^*)
田村有樹子 さんのレターポット
https://letterpot.otogimachi.jp/users/7
しるしをしよう!(気になる文を抜粋)
ファクト(事実に基づいた内容の文) + 気づき
人(特に仲間)の頑張りを耳にすると「自分も負けてられない」「こうしちゃいられない」という気になる。だから定期的にそういったコミュニティに自分の身を置くと良い。
刺激をこっちからもらいに行って受けた活力をまた次にその場で還元すれば良い。
1対1の取引がここで言うgive&takeですね。
ひとつの行いに対してひとつの報酬を受け取ることで、二者間で完結します。
それを見てる回りもその事実だけを受け流すのみ、ということになります。
上述したgive&takeとは別の一方では、その都度の見返りを一切求めずに与え続ける人たちが出てきました。
ぼくも考えてみましたが、与え続けるとどうなると思いますか。
与え続けると、受け取った側からお礼を言われる。お礼を言われなくても回りはそれを見ていて「いいね!」と言ってくれます。
その事実が拡散されて更に返ってくる。このお礼やいいね!こそが信用になるという事実。
信用を貯める為に、惜しまず与えようという教えは深いですね。
エッセンス(本質) + 学び
鶴の恩返しの爺さんは、罠から鶴を救ったものの確かに見返りを求めてませんでしたし、鶴の忠告を守らずに覗いてはしまいましたがこの話の肝は後半だけではありません。
罠にかかった鶴をかわいそうだと思い助けた。もちろん爺さんの村には罠を仕掛けた人もいるわけです。でも、自分が正しいと思った方向に行動を取った。
これを現代の出来事とすれば、おそらくSNSで美談として拡散されて「いいね!」が沢山つくことになります。困っている動物や人を放っておけないこの爺さんは、間違いなく多くの信用を集め、逆に困った状況になるとその多くの人から助けられるようになることでしょう。
半信半疑でも即効性など期待せず、見返りも求めず与えること。
これができればきっと良い結果がついてくるんだと思います。
まとめ(総括)
give&takeの精神という言葉があるので調べてみた。
これを見ると、一番わかりやすいのが企業と従業員の関係だ。
時間と労働力を提供する社員に、その対価として企業が給料を支払う事そのもの。
どちらが損でも得でもない1対1の取引関係が「ギブアンドテイク」ということはこれでわかったので、もう少し掘り込んで考えてみようと思う。
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では「ギブアンドギブアンドギブ(give and give and give)」するとどうなるか。
そのまま企業と従業員の因果関係にこれを嵌めてみたらおもしろい説明ができるのでは?
ギブアンドテイクの関係を保ち続ける同僚が5人いる。彼らをB君C君D君E君F君とする。反してA君はギブアンドギブアンドギブ。といっても最低限のテイクは当然拒めないが、A君は個人として企業の為にできる仕事は、見返りを求めずに与えられたもの以外にもいくらでもやるし、B~F君の仕事のできていない部分のフォローもする。残業、休日おかまいなしでじゃんじゃんギブする。上司の仕事も率先して教えを乞い、すぐにこなしていくようになる。これぞ正にギブアンドギブアンドギブなわけなんですが・・・
数年後、A君はどうなっていると思いますか。
答えは簡単。そうですよね?
同僚からも一目置かれ、先輩上司からも信頼されて出世して、更に数年で役員に引き上げられるか他社からのヘッドハンティングに合うのも納得できるでしょう。いや、そのような人たちの多くは独立して良い部下に恵まれる結末です。
上記はわかりやすさを出す為に大袈裟に書いたよう見えますが、欧米ではこのギバー(与える者)による成功者が続出していることは有名です。
例として、世界最大級のビジネス特化型SNS LinkedIn(リンクトイン)の創業者リード・ホフマンも、成功したギバーのひとりで彼はインタビューでこう発言。
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「ちょっと信じられないかもしれないが、利他的に(他人に利がいくように)振る舞えば振る舞うほど、人間関係からさらに恩恵が得られるんだ。人を助けはじめると、評判がどんどん高まり、自分の可能性の世界が広がるからだ。」
よい評判はよい人脈をつくり、悪い評判は人を遠ざける。
こと評価経済社会においては、得るだけのテイカーは悪いうわさを広められて懲らしめられる。
成功に必要な要素には「勤勉、才能、幸運」があると言われますが、ギバーだからこそ得られる「評判」や「人間関係」が最も重要になる。
なんだかんだでギブすることの重要性。頭に叩き込みましょう。
おしまい
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