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2018/1/5 サロン内記事
※以下はオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」で過去に投稿されたそのままの原文記事です。
【メモ】
20代の女の子がメルカリで香水を売っていて、それが全然売れてなくて、凹んでいるかと思いきや、その逆で、
「100ウォッチ付いてるー!」
「3イイネが付いてるー( ≧∀≦)ノ」
と喜んでいた。
つまり、メルカリをやる理由が「売ってお金を得ること」ではなかったのだ。
SNSネイティブ世代は、「お金」よりも「いいね」に価値を見いだしていて、お金同様、「いいね」に供給量が決まっていれば、それは『通貨』になりうると僕は考えている。
それが、 レターポット。
レターポットで「カードを持っていない人がレターを買えない」という状態は、サービスにとってはむしろプラスだと僕は考えていて、レターを採掘できる人が採掘をすればいい。
あとは、レターを採掘した人が、ほんの少し報われる仕組みがあれば更にいいかも。
海外でレターポットを使っている人がいる。
その国のお金に換金するわけではないので、たしかにボーダレスだ。
もしかすると、文字単価も整える必要はないのかもしれない。
『Hello』も『こんにちは』も、5レターだ。
言語によって、文字単価を決めるのは極めて難しい。
このまま世界に展開していきたいな。
InstagramやTwitter同様、ホーム画面から言語説明を全て排除して、デザイナーのハヤシさんには「絵だけでわかるアイコンを作ってください」とお願いしている。
『非常口』のマークのような。
とっとと世界を獲りたい。
しるしをしよう!(気になる文を抜粋)
ファクト(事実に基づいた内容の文) + 気づき
メルカリ等のフリマアプリや、ヤフー、楽天なんかのマーケットに不要になった物を売る行為は、今や老若男女問わず当たり前になってきている。その中で、自分の持ち物をお金に換金することに対し、さほど固執しなくなってきた世代が出現しはじめた。
いわゆるSNSネイティブ世代。
確かにメルカリはオークションのように価格を想定以上に吊り上げる仕組みではなく、その逆で値引交渉が主流のコミュニケーション色の強いものになっている点と、やはり根本は他のSNSの影響が強く流入している点があるため、ウォッチャーの数が気になったりするのかもしれません。
自分の持ち物をWEB上のサイトにアップして、共感からの「いいね」を押してくれる人の数にステイタスを感じ、多少はドヤりたい願望もあるのかもしれない。皆が注目するモノを自分が持っていることで「やっぱりあの子はイケてる」と思われたいのかもしれない。
理由はよくわからないが多分、人の目を気にしていることには違いない。
だから別に売れなくても、「いいね」やウォッチ数で一喜一憂し、出品した意味があったことにするのだろうと思う。
時代はスピード感を持って細かく変化していますね^^
エッセンス(本質) + 学び
これはつまりは「いいね」されること自体が価値である世の中になったと言える。
去年でも何度か観たのが、海外の業者がお金で「いいね」を買えるサービスを始めたというニュース。例えば1万円払えばあなたのツイートに「1000いいね」を付けます。といったものだったと思うが、明らかに今までの世代が欲しがってきた物質的な優越感とは違ってきている。1万円といえば学生からすれば大金なわけで、少し前なら洋服やアクセサリーなんかを買って自慢したり、褒められると優越感で嬉しくなっていたもんですよね・・・
1万円で「1000いいね」を買う世代の出現。
また別の世代までもが、次第にその価値を理解できるようになっています。
まったくもって価値観が変わった。
この事実こそ、「いいね」は通貨になりうるということなんだと思います。
問題は法定通貨のように政府が調整しながら刷るわけでもなく、「いいね」は無限に湧いてくるものには違いないですが、根本の形は人の感情の表現であり、好景気、不景気などに流される人の感情の浮き沈みが抑止力になり、リミッターのようなものがかかるようにも思えます。そうであれば「いいね」の量は有限であり、価値は通貨のように乱高下もすることでしょう。
【いいね数】はいいねを受けた人のポテンシャルを数値化したものであると解釈してもいいかもしれませんね。
これが今でいうインフルエンサーの台頭です。
自分を大きく見せたい。だから「いいね」を欲しがる。
少し説明がついた感じになりましたかね?(笑)
まとめ(総括)
かなり悩みながら考えてみた結果、気づいた事を表にしました。
富 (幸福感) |
財 | 「お金」 ・生活に直結するもの(無いと困る) ・労働の対価(稼ぐ) ・資産(不動産、贅沢品) ・ステイタス |
地位・名誉 | 「いいね」 ・求めない人は多い ・信用(労働で稼げない) ・権威(人に強い影響力を持つ) ・ステイタス |
まず、富を幸福感とした。
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財産と地位と名誉を幸福感を構成する三要素に設定した。
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財を「お金」として置き換えて役割を付けた。
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地位・名誉を「いいね」として置き換えて役割を付けた。
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富が「お金」と「いいね」に二極化されて、
大衆が身近にコントロールするようになってきた。
つまり、ある者は「お金」を稼ぎ使う事で幸福感を得て、
またある者は「いいね」を集めて信用持ちになり、人に影響を与える事で幸福感を得る。
どちらもインターネットを通して老若男女問わず、情報を駆使することによって得れるものであり、少し前には不可能だったこともほとんど可能になっている。
ここから撲らはありとあらゆる情報を駆使しながら行動し、先の未来をどう歩いてくかを考えなければいけない。
おしまい
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