自己投資(自分磨き)

高齢ドライバー 自動車運転免許証返納のススメ

高齢ドライバーによる交通事故

少し前は、一番よく耳にする高齢ドライバーの事故は、アクセルとブレーキの踏み間違いが圧倒的に多かったように思う。ある意味ワンパターンと言ってもいいほどコンビニに突っ込むじいちゃんが多かった。次いで逆走の事例をたまに聞いたぐらいだ。

しかしながら最近は、ほぼ毎日のようにテレビニュースで「また高齢者による事故」と煽るのだが、事故のパターンも多様化しており、ほとんどが暴走になってきている。

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福岡市早良区の交差点に車が猛スピードで突入し、運転していた八十代男性と同乗の七十代女性が死亡

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神奈川県茅ヶ崎市で、90歳女性が運転する乗用車が横断歩道などに突っ込み、4人次々とはねる事故が発生しました。
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豊島区・東池袋の路上で87歳の男性が運転する用車が暴走し、信号無視をして横断歩道を渡っていた自転車をはねた … この事故で、乗用車を運転していた男性と妻を含めて、あわせて10人が病院に運ばれ、そのうち自転車に乗っていた3歳の女の子と31歳の母親が死亡しました
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群馬県前橋市内、逆走した乗用車は猛スピードで歩道に突っ込み、自転車で通学中だった女子高生2人を次々とはねた。容疑者(85)。市内の老人福祉センターに向かおうと車で自宅を出た直後の事故だった。
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愛媛県西条市内の松山自動車道上り線・石鎚山サービスエリア(SA)内で乗用車が暴走。走路のガードレールに衝突する事故が起きた。クルマは中破炎上。乗っていた4人が重傷を負っている。運転していた70歳代の女性から自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)容疑で事情を聞く。
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 大阪の阪急京都線でおととい8日(2015年7月)夜、乗用車が線路上を6分間1・3キロを走る事件が起きた。車を運転していたのは愛知県安城市の容疑者73歳
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兵庫県小野市の北播磨総合医療センターで81歳の男性が運転する車に77歳の妻. … 81歳の夫の車にはねられ妻が死亡
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宮崎市中心部で軽乗用車が暴走し歩行者ら男女7人が死傷した事故で、車を運転していた鹿児島県日置市の職業不詳73歳が数年前から認知症の症状が出ていた
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横浜市青葉区の路上で、買い物から帰ってきた妻79歳が、路肩に停車していた夫82歳の車に乗ろうとしたところ、夫が運転を誤って妻をひいた。意識不明の状態で病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認されたという。

 

もうこの辺でやめておきましょう。

自信過剰な高齢ドライバー

80歳以上、運転に自信アリ

72%で断トツですねw

※MS&AD基礎研究所調べ

正反対なのが、30~64歳。自信がある人が一番少なく、自信のない人が多い。
世界的な保険会社の取っている統計でもこの40代ゾーンの掛け金が一番安くなっているのが物語っている通り、事故が少ないんです。

慢心は事故の素という言葉を理解するのにぴったりのグラフですね。

75歳以上のドライバー、最多ヒヤリハット


※MS&AD基礎研究所調べ

【調査結果】
■75歳以上のドライバーが遭遇したヒヤリハット経験が多い危機種類
1位 運転中の注意散漫:34.8%
2位 (見通しの問題で)信号や車、歩行者が見えなかった:31.0%
3位 左折・右折時の歩行者や自転車との接触(巻き込み):17.4%

■事故につながったケースが多い危機種類
1位 ハンドル操作ミス:24.2%
2位 運転中の注意散漫:21.2%
3位 追突(玉突き):18.2%

という結果なんですが、1位の「運転中の注意散漫」はヤバいです。
若者だとスマホの「ながら運転」以上の恐ろしさではないでしょうか。
なぜなら、スマホなんかを見ていなくても注意散漫になってしまってるのですから…
認知症の疑いのある老いを理由にされていながら、現状では「そしたらしゃあない」的な諦めムードではないでしょうか。

海外の高齢ドライバー問題は?

海外ではどうなっているのかを見ても、ほぼ同じ悩みに頭を抱えてるようなんです。
高齢者による事故の増加は、もはや高齢化が進む先進国共通の課題です。

アメリカのメディア「Consumer Reports」によると、昨年1年間で1400万人ものアメリカ人が、65歳以上のお年寄りによって引き起こされた事故に巻き込まれたそうです。

これは、飲酒運転による事故よりもはるかに多い数字だと報じています。

今後、世界規模で検討される解決優先事項になります。

75歳以上の高齢ドライバー向けに新運転免許創設?

義務化ではなく選択制?

報道によると、政府が検討している高齢の運転者向けの免許制度は、75歳以上を想定し、衝突などの危険を察知した際に自動的にブレーキをかけるなど安全機能がついた車種のみ運転できるようにするという。ただ、75歳以上の免許更新の際に義務化させるのではなく、選択制とするようだ。

ここから以下は私見ですが、

  • 新免許を選ぶ=安全機能付きマイカーの購入=歓迎=富裕層 ⇒乗り続けられる
  • 新免許を選ばない=通常の車乗車続行=更新審査厳格=貧困層 ⇒返納

のような流れになるんじゃないかと思います。

成長戦略と新制度

政府は、2019年6月下旬にまとめる成長戦略に新制度を盛り込む方針で、これを受けて警察庁や経済産業省、国土交通省などの関係省庁で協議し法改正などを進めて、2020年以降、早期の実現を目指すとしている。

安倍政権が打ち出す「成長戦略」と高齢者向け新しい運転免許の創設とはなかなか結び付かないようにも思われる。
単刀直入に言えば、安全機能を備えた新車への買い替えを促すための政府お墨付きの新手の“需要喚起策”と思えばわかりやすい。つまり、運転に自信が持てない高齢者は「いつまでも旧型のクルマには乗らないように」と警鐘を鳴らしているようなものだろう。

先の日本自動車工業会の定例記者会見で豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は「自動ブレーキなどの安全機能は最近の新型車では約8割と普及が進んでいるが(約8000万台を抱える)保有ベースでの安全をどう守れるのかが課題」とも指摘していた。ただ、先進技術による安全機能はある程度の事故の抑制にはなるものの、ドライバー自身が当事者意識をもって常に安全運転を心掛けなければ、自動車各社が掲げる「交通事故ゼロ」は難しい。

誰が高齢者に忠告すべきか問題

上記、国の施作に不満を言う人は多いはずです。また富裕層救済よりの発想ですから・・・

でも、高齢ドライバーを身内に持った家族の意見はどうでしょう。免許返納を切り出せずにいたばかりに、ある日突然1本の電話から、おじいちゃんの訃報を聞くことになるかもしれません。でも、身内ほど言いにくいもんなんですよね。

なので政府の本音は成長戦略であっても、どういう形であれ、高齢者に返納を促してくれるのはウェルカムなんだっていう人も多いのが事実です。

アメリカの調査会社が「誰が高齢者の運転を辞めさせるべきか?」という質問を18〜64歳までの人にランダムに電話で質問した結果で、最も多かった解答が「医師」で29%。医師が高齢者の運転を辞めさせるべきだと答えました。続いて多かったのが、「政府」23%。高齢者自ら運転を辞めるべきだという意見が16%。

一方でこの調査では、お年寄りを対象に「誰かから運転は辞めて欲しいと言われたいか?」という質問をしています。この調査の結果によると、約3分の1のお年寄りが、「家族から運転を辞めるようにと言われたい」と解答したそうです。

ん~~~・・・・、難しい。

まとめ

この類いの記事を読んだドライバー本人が何歳の方であれ、いつかは直面する返納の時期について、しっかり自分の考えを持つことが大事になります。

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