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目の老化や疲労を招く原因
目については老化という言葉がただ単に年齢を重ねることであると考えるのは間違いです。近年の若年層(20~30代)による長時間にわたるスマホとパソコンを使用する頻度から、これらによる目の酷使が原因で老化が早まっています。
ブルーライトを浴び続けた目がドライアイになり、毛様体筋を凝りかたまらせて眼精疲労を招きます。
疲労によって目の筋力が弱ると、目の中にある水晶体の厚みを調整しづらくなります。弾力が失われた水晶体が原因で近くのものが見えにくくなります。
目の老化や疲労の予防と修復
まずは二大重要色素成分を覚えましょう。
●カロテノイド系⇒ 動植物に含まれる色素成分
抗酸化力が強く活性酸素から身を守り、がんや生活習慣病を抑制するはたらき、美肌効果やシミ予防、目の健康を維持するのにも効果を発揮。
{ルテイン、アスタキサンチン、β‐カロテン}がその代表です。
●ポリフェノール系⇒ 植物が光合成を行うときにできる色素成分
本来植物自身が生きるための物質ですが、ヒトの体内に入っても抗酸化物質として有効。水に溶けやすく吸収されやすいのも特徴。
{アントシアニン、カテキン、イソフラボン}がその代表です。
それでは上記の中で特に抗酸化作用に優れ、目に良い3成分の特徴を見ていきましょう。
成分名 | 系 統 | 役 割 | 含有食材 |
ル テ イ ン | カロテノイド | 予防・防衛 | ホウレンソウ、ケール、青汁 |
アスタキサンチン | カロテノイド | 治療・回復 | ロブスター、魚、甲殻類 |
アントシアニン | ポリフェノール | 維持・予防 | 赤ワイン、ブルーベリー |
ルテイン(カロテノイド系)
紫外線から網膜を守ることから天然のサングラスとも言われている。加齢黄斑変性症や白内障などの病気の発症リスクを低減する。
アンチエイジング作用もあり、血をサラサラにする効果から血流を改善。
体内での合成不可のため、1日6mgから10mgを緑黄色野菜などの食べ物から摂取する必要がある。青汁であれば1杯飲むだけで10mgが摂れる。
アスタキサンチン(カロテノイド系)
「若返りのビタミン」と言われる。
魚や甲殻類等、海産物に含まれることから「海のカロテノイド」とも・・・
ビタミンCの6000倍、ビタミンEの1000倍の力を持つ抗酸化成分。
ロブスター等の天然に存在する赤い色素。
紫外線による皮膚の活性酸素を取り除き、光による肌の老化を抑えるので美白や美肌効果もあります。他に、悪玉コレステロールによる動脈硬化を予防。
眼精疲労はもちろん抗炎症作用があることから、加齢黄斑変性症や緑内障の治療にも大きな効果がある。(強力な抗酸化作用で、受けてしまったダメージも回復する効果も・・・)
サケやマス、キンメダイ、タイ、メバル等の魚の他、イクラ、カニやエビ、オキアミ等にも豊富に含まれる。
最近では、ヘマトコッカス藻が自力でアスタキサンチンをつくることのできる植物プランクトンとして注目を集めている。高濃度合成ができることから、大量に培養することでサプリメント等に活用されている。
アントシアニン(ポリフェノール系)
アンチエイジング作用あり。
ロドプシンという網膜内にある赤いタンパク質と呼ばれる物質をアントシアニンによって再合成促進をすることにより、視力の低下を予防し今の状況を維持できる。
まとめ
目の老化や疲労を感じたらまずは目に良い3つの成分を摂りましょう。
緑黄色野菜や魚介類、甲殻類、赤ワインやベリーといった食べ物から摂る方法と、手軽な上に効率良く摂取できるサプリに頼ってみてください。
当たり前のことを言いますが、目は一生のパートナーです。大切にしましょう。
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